「Portfolio」のページに、写真を追加した。僕がブログを始める前にやっていた個人サイトに載せていた旅の写真の中から、36枚をセレクトしている。昔からの友人は知っているだろうが、ここ数年で知り合った方は、見たことがない写真だと思う。
Portfolio : Around the World(1997-2005)
二十代後半の頃から、僕は勤めていた出版社を辞めるたびに、メキシコと中米を三カ月かけて回ったり、半年かけてアジアを横断したりといった旅をくりかえしていた。フリーランスになってからも、二週間、三週間と時間を作っては、モロッコやチベットへ出かけたりしていた。これらの写真は、そうした旅の中でずっと撮り続けていたものだ。
写真はすべてリコーのGR1sで撮影し、紙焼きをフラットベッドスキャナで取り込むというかなり原始的な手法でデータ化している(笑)。デジカメで撮った写真に比べると、暗部が黒潰れしたり、ディテールが甘かったりする一方で、ネガフィルム特有の柔らかい雰囲気があって、これはこれで気に入っている。
この写真たち、自分自身の写真の撮り方の変遷を辿るという意味でも、割と面白い(笑)。昔の写真は、何というか、被写体との距離が遠い。物理的というより、心理的に。国から国へ、街から街へと流れ、通り過ぎていく旅をしていたから、写真も自然とそうなったのかもしれない。
今の自分が、流れていく旅、通り過ぎていく旅をしたら、どんな写真が撮れるだろうか。

