November 2009 Archives

「デザインの現場」2009年12月号

dezagen0912.JPG11月27日発売の「デザインの現場」2009年12月号の巻頭特集「魅せる! 小型グラフィック」の中で、エプソンやキヤノンへの取材をベースにした「デザイナーのためのプリンターガイド」という記事を書きました。

「自遊人」

終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業の後、広告系の本のテープ起こし。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると(何か昨日とまったく同じ展開だな‥‥)、「情熱大陸」で雑誌「自遊人」の岩佐編集長が取材されていた。

自遊人」自体は大手出版社の競合誌を相手に健闘を続けているそうなのだが、いかんせんこの不況で広告の出稿量が激減し、収益面では苦境に立たされているらしい。編集長自らが取材し、編集し‥‥と無理を続けているうちに、本当に倒れてしまったのには驚くとともに、他人事ではないなと痛感。

東京から新潟の田舎に移り住んでいるという岩佐さんは、その理由として「豊かなライフスタイルを提案する雑誌を作っている人間が、東京でその真逆の生活を送っているのはどうかと思って」ということを話していた。確かにその通りだと思う。先日講演したサティシュ・クマールさんなんて、その最たる例だ。何しろ、「リサージェンス」を編集しているオフィスの隣には菜園があるというのだから。

いつかは自分も、それに近い道を選ぶのかもしれない、と思う。考えてみれば、僕がラダックという場所に惹かれてしばらく住み着いてしまったのも、ごく自然な成り行きだったのかもしれない。

モーニング・グローリー

終日、部屋で仕事。Web系の本の編集作業をした後、来年前半に書くことになった本の構成を練る。

夜、つけっぱなしのテレビを横目で見ていると、「世界ふしぎ発見!」で面白い話題を取り上げていた。オーストラリア北東部の辺境の地で発生する「モーニング・グローリー」と呼ばれる自然現象について。この地方では、九月から十月頃になると、空を横断する巨大なロール状の雲の帯が発生する。その長さはなんと1000キロに及び、移動速度は時速60キロに達するのだという。

番組中では、レポーターの女性がグライダーに同乗して、幸運にも発生したモーニング・グローリーの上の気流に乗って飛行するという、何ともうらやましい体験をしていた。七列も発生したという巨大な雲の帯の映像は、「‥‥何かの冗談か?」と思いたくなるほどの、とてつもない光景。自然の力の大きさ、凄まじさを、ひさびさに思い知らされたような気がした。

世界は広い。僕がまだ知らないことは、山のようにある。

マンガ

仕事の合間に、駅前の本屋まで出かけて、今日発売になった「よつばと!」の最新刊を買う。

大学時代、学生寮で暮らしていた頃は、麻雀部屋に行くと先輩たちが買ってきたマンガ雑誌が山ほど置いてあったので、僕も結構いろいろ読んでいた記憶がある。その頃に比べると、最近はとんとマンガを読まなくなった。単行本を買い続けているのは、この「よつばと!」くらいか。コンビニでたまにマンガ雑誌を立ち読みする時も、読むのは一誌につき一作品あるかどうか。これはあれか、歳を重ねたことによる嗜好の変化か(笑)。

それでも、最近ちょっと気になっているマンガを挙げるとすると‥‥「3月のライオン」あたりかな。今度、単行本も買ってみよう。

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世界で一番高価なiPhone「iPhone 3GS SUPREME」。たぶん‥‥重くて手が疲れると思う(笑)。

シャンプーガール

ライターさんからの原稿を待つ合間に、いつもの理髪店に散髪に行く。

店に入ると、見慣れない茶髪の女の子がいた。新人スタッフらしい。シャンプーと床掃除が主な役割なのだが、この仕事を始めてまだ日が浅いようで、いろんな作業の手つきが覚束ない。上掛けをつけてもらう時、微妙に首を絞められそうになった(笑)。

それでも、何かをするたびにこちらに声をかけて、一生懸命気を遣ってくれていたのは伝わってきた。考えてみれば、この季節、理髪店のシャンプー担当というのは大変だ。温水とシャンプーの薬剤で、きっと手は荒れ放題だろう。何となく気分で始めて続けられるような仕事ではないと思う。彼女の場合は、どうだろうか。

おっと、人のことを言ってる場合じゃないな。自分もがんばらねば。

「深夜食堂」

最近はテレビドラマの類はすっかり見なくなってしまったのだが、「深夜食堂」だけは、気がつくと毎週欠かさず見ている。

同名のマンガが原作のこのドラマの舞台は、新宿の路地裏にある小さなめしや。深夜0時から朝7時頃までの営業で、メニューは豚汁定食と酒しかないが、店を一人で切り盛りするマスターが手元にある材料で作れるものなら、頼めば何でも作ってもらえる。そんな小さな店に出入りする、さまざまな境遇の客たちの物語が綴られていく。

深夜枠にもかかわらず、映像のクオリティは出色の出来だし、微妙な間合いと余韻を活かした演出も好みだ。各話の鍵となるのはいつも何かしらの料理なのだが、猫まんまとか、お茶漬けとか、バターライスとか、ポテトサラダとか‥‥「この時間帯にこんなの見せられたら、腹が減るに決まってるじゃん!」という、とても卑怯な(褒め言葉)ラインナップ。ある意味、自制心を求められるドラマだ(笑)。

今夜放映された「タマゴサンド」の回は、いつもに輪をかけて切なかった。新聞配達をしながら大学に通う苦学生と、タレントの卵の女の子の物語。「自分が惚れた女を、あんまり安く見るもんじゃないよ」というマスターの一言が、見終わった後もじんわり残った。

肉まん

終日、部屋で仕事。これから年末まで、怒濤の忙しさになりそうだ‥‥。

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夕方、近所のスーパーに買い出しに行く途中、ふらっと立ち寄ったセブンイレブンで、肉まんを一つ買った。今季初の肉まん。うまい。

肉まんもメーカーによって味が結構違うけど、個人的に好きなのは、セブンイレブンでも扱っている新宿中村屋の肉まん。生地と肉餡のバランスがちょうどいいし、肉餡に入っている筍の歯触りもいい。肉まんもあんまんも、やっぱりオーソドックスなものが一番うまい。最近よく出回っている変わりまんとかは、正直ちょっとどうかと思う。

‥‥それにしても、このニックとアンというのは、いつからいたんだろう? もしかして、アンパンマンにも登場してるのか?(笑)

GR1が教えてくれたこと

初めて買ったカメラは、リコーのGR1だった。なけなしの金で買ったそのカメラを持って、僕はメキシコから中米諸国を三カ月かけて巡る旅に出たのだが、最初のうちはGRレンズの28mmという画角が使いこなせなくて、「何だ、このカメラ?」と四苦八苦していた記憶がある。

僕はその後も何度となく、あちこちの国へと旅を重ねた。鞄の中にはいつもGR1が入っていた。広大な風景を切り取る時、街を歩きながらスナップを撮る時、このカメラは素晴らしい能力を発揮した。旅の新鮮な空気の中で、僕は無我夢中になって、ひたすらシャッターを切り続けた。

かつてGR1が占めていたポジションはやがてGR DIGITALとなり、仕事ではニコンの一眼レフを使うようになった。でも、僕が写真を撮る時に心がけていることは、基本的にはあまり変わっていないと思う。

どうすれば「いい写真」が撮れるのか、正直、僕にはよくわからない。それどころか、どんな写真が「いい写真」なのか、その定義さえもあやふやだ。でも、一つだけはっきりしているのは‥‥。

たくさん写真を撮ったからといって、「いい写真」が撮れるとは限らない。でも、「いい写真」を撮っている人の多くは、たくさん写真を撮っている。

テクニック云々より前に大事なのは、「写真を撮ろうとする姿勢」なのではないかと僕は思う。一枚々々に集中しながらも、「あっ、ここで撮りたい!」と思った時に、スッとカメラが出てくるような準備をしているかどうか。軽くてコンパクトなGR1は、そういう準備を本当に楽にさせてくれるカメラだった。

その意味では、GR1というカメラ自体が、僕の写真の先生だったのだと思う。

液晶テレビ

終日、部屋で仕事。昼は広告系の本の原稿を書き進め、夜はWeb系の本の編集作業。今日は我ながらよく働いた。

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うちのテレビは、七年前くらいに買ったシャープの20インチの液晶テレビだ。その前に使っていたのは学生時代に買った三菱の15インチテレビだったが、いかれて画面の上下が緑色になってしまったので買い替えたのだった。

今のシャープの液晶テレビも、リモコンはバカになってしまったので一度交換してもらったものの、本体には何の問題もない。世間が地デジに切り替わっても、このテレビを買い替えるかどうかは迷っている。チューナーだけ買い足した方が安上がりだし、どうせなら寿命を全うするまで使ってあげたい。

しかし、このテレビ、今やMacBook Proのモニタの画質に負けてるんだよな‥‥(苦笑)。技術の進歩という奴は恐ろしい。

子猫の魔力

終日、部屋でWeb系の本の編集作業。運動不足気味なので、腹筋100回、スクワット50回。

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昨日の午後、水道橋で打ち合わせがあったので、その帰りにたかしまてつをさんのお宅に寄って、噂のナロに会ってきた。

ち‥‥ちっちぇえ〜! かっ、かっ、かわいい‥‥。

子猫の魔力、恐るべし。こんな子を膝の上に抱いて、しゅしゅっと猫パンチを繰り出された日にゃ、どんなに冷血な人間でもメロメロだ。

ブログで最初の頃にアップされていた写真に比べると、ナロの目鼻立ちや耳の形は、ずいぶんと猫らしくなってきていた。昨日は下りられなかった段差を今日は下りられるようになったとか、本当に日々すくすくと成長しているらしい。

床の上でみんなに囲まれて、ひとしきりやんちゃにはしゃいだ後、ナロは自分でソファに上がり、くるっと身体を丸めて眠ってしまった。

元気に育てよ、ナロ。

ミツバチに学ぶこと

昨日は、聖心女子大学で開催された、サティシュ・クマールさんの講演を聞きに行った。

サティシュ・クマールさんは、インドのラージャスターン州生まれの思想家。少年時代はジャイナ教の僧侶だったが、18歳の時、マハトマ・ガンジーの思想に共鳴して還俗し、ガンジー主義者の仲間たちとともにインドの土地改革運動に身を投じるようになる。核保有国に対して核兵器の放棄を訴えるため、インドからソ連、ヨーロッパ、そして米国に至る1万4000キロの道程を、無一文で、二年半の歳月をかけて歩く巡礼の旅を行ったこともあった。今は英国で、エコロジーをテーマにした雑誌「リサージェンス」の編集長を務めるかたわら、持続可能な社会を作り出す術を伝えるための教育機関「シューマッハー・カレッジ」を主宰している。

彼の著書「君あり、故に我あり」は、ラダックで暮らしていた頃に何度も読む機会があって、いろいろ考えさせられることも多かった。そのサティシュさんの話を生で聞ける機会はめったにないので、とても楽しみにしていたのだ。

400人以上の人々が詰めかけたホールの壇上に登場したサティシュさんは、72歳とは思えないほどしゃんとした、健やかな印象の方。最初の一時間ほどの講演では、ずっと立ったままで話をされていた。通訳の必要がないほどわかりやすくてシンプルな英語で、言い淀むこともなく、淡々と語り続ける。穏やかなその一言々々に、とてつもない力がある。

ソイル(土)とソウル(心)とソサエティ(社会)。土(自然)との繋がりが人間の心を育み、健やかな心が社会をあるべき形へと変えていく。彼の言葉に、「〜しなければならない」という押し付けがましさは微塵もない。彼はただ、これまでの人生で培った経験を語っているだけだ。だから、どこにも無理をしているところがない。でも、その経験に裏打ちされた思索の奥深さには、計り知れないものがあった。

後半の質疑応答の時、「子供の頃、お母さんにどんなことを教わったのですか?」という質問に、サティシュさんは次のように答えた。「君あり、故に我あり」の冒頭でも紹介されている、お母さんの言葉だ。

「子供の頃、家から農場までの道を母と一緒に歩いていた時、母はミツバチを見つけて、私にこう言いました。『ミツバチは私たちの先生なのよ。ミツバチは花から花へと飛び回り、少しずつ花の蜜を集めて回るけど、けっして花を痛めたりしない。花も、ミツバチがやってきて蜜を盗んだなんて文句を言ったりしない。ミツバチは花から蜜を得て、花はミツバチに授粉させてもらう。ミツバチは花がなければ自分が存在できないことを知っていて、花はミツバチがいなければ自分が存在できないことを知っているのよ』」

サティシュさんもすごいけれど、お母さんもすごい方だなあ、と思う。僕たちは、ミツバチや花のあり方に学ぶべきことがたくさんある。

オリーブの首飾り

寒いし、雨だし、外に出る気にもならない。終日、部屋でWeb系の本の編集作業。

僕の場合、自分で原稿を書く時と、編集作業をする時とでは、作業に対する集中の仕方が違う。原稿を書く時はギリギリと神経を尖らせるようにして言葉そのものに集中していくのだが、編集作業の時は、言葉遣いの正確さとか、表記の統一とか、図版の取り回しとか、そういった点を見逃さないようにフラットな目線で集中していく。どっちかというと、編集作業の方が地味で単調で根気のいる作業。時にはなかなかテンションが上がらないこともある。

そんな時、僕はいつも無意識のうちに、「チャラララララ〜♪」という脳内BGMを思い浮かべてテンションを上げようとしていることに気付いた。あの、手品が始まる時によくかかる「オリーブの首飾り」。しかし、よりにもよって、何でこの曲なんだろう? 我ながらよくわからない‥‥。

安曇野のリンゴ

朝、小包が届く。開けてみると、安曇野の有賀農園から送られてきたリンゴだった。毎年この農園のリンゴを取り寄せているという実家の両親が、こっちにも送るように手配してくれたらしい。

有賀農園のリンゴは大きくて、果肉がぎゅうっと詰まっている。皮を剥いて切ったリンゴを頬張ると、口の中一杯に果汁があふれてくる。これ以上ないほど真っ当で、そして立派なリンゴ。毎日これを食べてたら、身体の具合が悪くなるなんて考えられない。

‥‥まあでも、さすがに一人で16個は食べきれないなあ(笑)。周囲にちょっとずつ、おすそわけしようと思う。

ストレス

いい天気。デニムの服をまとめて洗って干す。夜中近くまでかけてテープ起こしを進める。

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今年の初めに「ラダックの風息」を完成させた頃の僕は、仕事に関するストレスから完全に解放されていた。自分が一番やりたいことを一切妥協することなくとことんやりきった、そんな充足感に満ちていた。

でも、その後はまた、灰色でもわもわした得体の知れないものに、再びまとわりつかれている気がする。大勢の人と関わり合っているうちに、時にどうにもならないしがらみに絡み付かれてしまって、思うようにならなくなるもどかしさ。それでも仕事を進めなければならないというやるせなさ。このややこしい社会で暮らしているかぎり、やっぱりストレスはたまってくる。

標高3500メートルの地で畑を耕しながら、写真を撮ったり文章を書いたりして暮らしていけるのなら、本当にそれ以上の望みはない、とついつい思ってしまう。

雨上がり

朝のうち、結構激しく降っていた雨が、午後になって上がった。

Web系の本のゲラチェックを終えた後、晩飯に使う食材の買い出しに近所のスーパーに出かける。ひと通り買い物を終え、ネギがひょっこり突き出たエコバックを肩に担ぎながら家に戻る道を歩いていると、どんよりとした雲が切れて、赤紫色の夕暮れの光がこぼれてきた。

ラダックで暮らしていた頃、僕は夕焼けらしい夕焼けを見た記憶がほとんどない。標高3500メートルのヒマラヤの地では、空を赤く染める原因となる湿気や大気中の塵が少ないので、夕焼けが起こりにくいのだと聞いたことがある。

いつのまにか、東京の空にすっかり慣れてしまったような気がする。細い路地に、街灯がパパパッと点りはじめた。

手応え

午後、六本木で広告系の本の取材。昨日の体調だと、今日は発熱でもしてしまうんじゃないかと心配していたが、朝起きてみたら思いのほか回復していて、取材も滞りなくやり遂げることができた。

今日の取材相手は若手の女性で、仕事はできる上にものすごく人当たりがよくてほんわかした方だった。取材陣一同、「ピュアな方だな〜」とか「眩しかった‥‥」とか、口々に感想を言いながら帰路につく。

「これ、面白い本になりそうですね!」

取材を半分以上終え、原稿も徐々に仕上がりつつある今、僕自身もそんな手応えを感じている。花形クリエイターのようなわかりやすい存在ではないけれど、広告の世界を動かす本物のプロフェッショナルたちが語る言葉は、本当に面白い。

耐え凌ぐ

昨夜は多めに睡眠を取ったのだが、起きてみると、疲労が抜けるどころか、むしろ悪化。電話やメールが次から次へと届く中、ぐったりしつつも急ぎの雑誌原稿を一本仕上げ、Web系の本の原稿整理を進める。

明日はまた長丁場の取材があるので、ここで倒れるわけにはいかない。あと一日、耐え凌がねば‥‥。

‥‥ナロを見ていやされよう(笑)。

ナロ

午後、恵比寿で広告系の本の取材。みっちり三時間半。さすがに疲れた‥‥。

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イラストレーターのたかしまてつをさんが、子猫を飼いはじめたそうだ。名前はナロというらしいのだが‥‥この子がもう、卑怯なくらいにかわいい。

これとか

これとか

これとか

何なんだこの子は。我々を萌え死にさせようというのか(笑)。

ちっちゃいうちに見せてもらいに行こうかなあ‥‥。

人身事故

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午前中に新宿で取材の予定が入っていたので、中央線に乗って移動していると、高円寺駅で電車が止まったきり、動かなくなった。

「えー、さきほど、阿佐ヶ谷駅で人身事故が発生した模様で‥‥」

多少は時間に余裕を持って出てきてはいたが、さすがに電車が動かないのではどうにもならない。あわてて駅を出て、少し離れたところにある丸ノ内線の新高円寺駅まで全力疾走。丸ノ内線を降りた後も電話片手に「すいません! あとちょっとで着きます!」と言いながら突っ走って、どうにかこうにか、5分遅れくらいで現場に到着することができた。

思わぬアクシデントでペースを乱され、すっかり疲れてしまった。でも、怒りをぶつけようにも、その原因となった人はもうこの世にいない。そう思うと、何だかどんよりとした気分になってしまう。

JR東日本は2017年までに山手線のすべての駅にホームドアを設置する方針らしいが、人身事故の発生頻度から考えれば、むしろ中央線各駅へのホームドア設置の方が急を要するのではないかと思う。

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リコーがユニット交換式カメラシステムGXRを発表。一眼レフのようにレンズだけ交換するのではなく、レンズと撮像素子と画像処理エンジンが一体化したユニットごと交換するシステムだ。ひさびさにわくわくするカメラが出てきたなあ。欲しいけど、高い‥‥。一式揃えたら、D300Sが買えてしまう(苦笑)。

首が痛い

午後、三鷹で打ち合わせ。急に入った予定だったが、いろんなことが一歩前進した感じ。来年の前半は、この仕事が中心になりそうだな‥‥。

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昨日辺りから、首が痛い。

寝違えたというわけではなさそうだが、寝違える一歩手前みたいな感じで、首を動かすと結構つらくて、筋がゴリゴリと鳴るような状態。背中とかに比べれば自分の手である程度問題のある場所をチェックしてマッサージできるので、ちょこちょこセルフケアするようにはしているのだが、今のところ、あまり改善せず‥‥。

誰か、首筋にぷすっと鍼でも打ってくれればいいのに。あ、でも、あれは免許が必要か。うっかり動脈でも刺されたら、命が危ない(笑)。

柿の木

ちょっと訪ねてみたいお店があったので、国立駅近くの住宅街をぷらぷらと歩いていた時のこと。

一軒の家の軒先に、大きな木が立っていた。梢には、鮮やかな色の柿がたわわに実っている。一人のおじいさんが、梯子を使って木に登っている。高枝切りバサミを使って、柿を切り落とそうとしているのだ。木の下では、おかみさんが長い柄の虫取り網を差し伸べて、落ちてくる柿をキャッチしようとしている。

「ほら、もっとこっちに寄せなさい!」「ここ?」「そうそう!」

柿の木の下で繰り広げられる、家族の情景。どうってことないんだけど、いいなあ、と思う。

「MdN」2009年12月号

mdn0912.jpg11月6日発売の「MdN」2009年12月号の巻頭特集で、映画関係のポスターやパンフレットなどのデザインワークを数多く手がける、Cipher.の岡野登さんについてのインタビュー記事を書きました。

旅の気配

午前中、品川で取材。一時間ほどで終了。最近、何時間もかかる取材ばかりだったから、ほっとしたというか、むしろ拍子抜けというか。その後、ちょっとした用事があって、上野まで行く。

僕は上野駅が結構好きだ。新幹線や長距離列車がたくさん発着するからなのだろうが、駅の中に、旅の気配が漂っている。わたわたとせわしない東京駅に比べて、上野駅はもっとローカルっぽいというか、どことなくせつないというか、旅立つ前に感じるような、所在なげな雰囲気がある。

薄暗い構内に、遠くまで響く人々の靴音。そろそろ自分もかな、と思う。

座り読み

午後、目黒で広告系の本の取材。予定より長引いて、三時間半くらいかかった。終了後、あわてて新宿まで移動して、新しい本の企画の打ち合わせ。こちらもみっちり一時間半。さすがに疲れた。

晩飯に桂花でラーメンを食べた後、ジュンク堂書店に寄る。この書店には、通路のところどころにお客さんが座って休憩できるベンチがあるのだが、そのベンチに座って本を読んでいるうちの一人の前を通りがかった時、あることに気付いた。

‥‥この人、「ラダックの風息」を読んでいるっ‥‥!

それはそれでうれしかったのだが、その人はあまりにもがっつりと熱心に読み耽っていたので、そのまま最後まで読み切って、満足して本を棚に戻して帰ってしまうのではないかと、ちょっと心配になった。

すみません、できれば、買ってください(笑)。

インプットとアウトプット

終日、部屋で仕事。取材や打ち合わせの依頼がぽんぽん届いて、明日からしばらく、外を出歩く日々が続きそうな気配。

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最近また忙しくなってきたせいか、本を読む余裕が全然ない。「読みたいなあ」と思う本はちょくちょく買ってはいるのだが、ソファにもたれてどっぷり耽溺とはやってられない状態。さすがにちょっとまずいなあ、と思いはじめている。

人間という生き物は、何のインプットもなしにひたすらアウトプットを続けるということはできないようになっていると思う。ラダックの本を書き、リトスタの本を書き、今また広告系の本を書き、別の本を編集し、雑誌の依頼にも応え‥‥ということばかり続けていると、自分の中身がすっからかんになってしまうような気がするのだ。

仕事をまるっきりほっぽらかすわけにはいかないけれど、どこかで時間を取ってゆっくりと本を読み耽ったり、ぶらりと旅に出たりして、うまくインプットをしていかなければ‥‥。そんな風に思っている。

向島散策

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昨日は、リトスタのミヤザキ店長と前々から約束していた、墨田区の向島界隈の散策に出かけた。あいにくのどんよりした曇り空だったが、ひなびた商店街をぶらぶら歩いたり、細い路地で猫の集団を見つけたり、昔ながらの和菓子屋さんをのぞいたりして、自分たちの普段の生活とはちょっと違った、でもどこか懐かしい体験ができた気がする。

写真は、鳩の街商店街にあるアート&カフェこぐまという店。昭和初期に建てられた木造長屋を利用したカフェで、店内には学校用の机や椅子などが使われていて、なかなかいい雰囲気だった。

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スーツ

今日は朝から両国国技館に行って、来日中のダライ・ラマ法王の講演をボランティアスタッフとしてお手伝い。とりたてて大きな混乱もなく、首尾よくやれたという感じ。

講演の内容は忙しくてほとんど聞くことはできなかったが、終盤に会場内を警備していた時にお見かけしたダライ・ラマ法王は、とてもお元気そうで、時折ジョークを飛ばしては愉快そうに笑われていた。それが何よりうれしかったし、ほっとした。

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ちなみに今日、ボランティアスタッフはスーツ着用とのことだったので、濃紺のスーツを着て行った。会場で僕を見かけた知り合いたちは、「おおう、珍しい!」「こざっぱりしててびっくりした!」といった感じのリアクション。やはり、相当レアな光景だったらしい。

しかし、スーツを着るなんて一年に一回あるかないかくらいなのに、よりによってその日に雨に降られるとは‥‥。慣れないことはするもんじゃない、ということか。

About Me

  • Author : yama_taka
  • フリーランスの編集/ライター/フォトグラファー。旅と写真と自転車をこよなく愛する、生まれながらの根無し草。
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  • ラダックなどへの旅の中で撮影した写真のポートフォリオ。
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