今日は、東京オペラシティで開催中のヴェルナー・パントン展を観に行った。激混みかもと覚悟していたのだが、思いのほか空いていた。何でだろう?
展示内容は、予想以上に面白かった。初期の作品から名作パントン・チェアが誕生するまでの変遷も興味深かったし、優しい光を放つシェル・ランプや、ハンモックのように宙に浮かぶフライング・チェアにも惹かれた。でも、やっぱり一番すごかったのは、ファンタジー・ランドスケープ! 1970年にドイツ・ケルンの家具見本市で発表された、パントンの最高傑作と呼ばれている作品が会場内に再現されているのだが、これはもう、実際に靴を脱いで中に入って、その真っ只中に身を置いてもらわなければ、本当のすごさはわからない。何とも形容し難い有機的な曲線と色彩にぐるりと囲まれ、しばしの間、童心に帰る。坐ったり、もたれたり、寝そべったり‥‥。
こんな代物を思いつく人の頭の中は、いったいどうなっているのだろう。天才と呼ばれる人の考えには、時に想像が追いつかない。

