熱意

最近、広告系の本の仕事で、いくつかの広告会社に共通する、とある部署の人々のインタビュー原稿を書いている。

その系統の部署に所属する人というのは、世間的には、緻密な計算と冷静なロジックを積み上げて結果を出すことを仕事にしている人と思われている。取材を始める前は、僕自身もそんな先入観を持っていた。

でも、実際に会って話を聞いてみると、みんな異口同音に「一番大切なのは、熱意だ」と言う。いくら論理的で筋道の立った企画でも、作り手の熱い思いが込められていなければ、相手の心を動かすことなどできないのだ、と。

考えてみれば、計算とロジックだけで確実に売れる商品が作れるのだとしたら、みんな揃って同じものを作るだろう。でも実際は、計算とロジックだけで作られたものは、売れないし、長続きしないし、人々の心に残らない。何より、作り手自身が楽しくも何ともない。

やっぱり、何かを作り出す時、その中核には、理屈では説明できないような熱意が籠っていることが必要なのだ。計算やロジックは、あくまでもその熱意を補強するためのものなのだと思う。

About Me

  • Author : yama_taka
  • フリーランスの編集/ライター/フォトグラファー。旅と写真と自転車をこよなく愛する、生まれながらの根無し草。
  • Read more »

Works

  • これまでに執筆を手がけた書籍や雑誌に寄稿した主な記事など。
  • Read more »

Portfolio

  • ラダックなどへの旅の中で撮影した写真のポートフォリオ。
  • Read more »

Bicycle

  • 我が愛車、ブロンプトンM3L RAW シマノインター8改を紹介。
  • Read more »

Snap

  • 潮州

  • 馬さん特製・海老のマヨネーズ和え。超うまかった。
  • (June 14, 2010 3:56 PM)
  • Read more »

Monthly Archives