富山在住の年下の友人、舟根さんが就職活動のために上京してきたので、リトスタでおひるを食べることになった。
彼女は去年の秋から冬にかけての三カ月間、スピティに滞在して、修士論文を書くための現地調査を行っていたという強者。ラダックからスピティへ移動している時、峠越えの最中に突然の大雪でバスが動けなくなり、山中で五日間も立ち往生させられて、あわや遭難という目に遭ったレアな経験の持ち主だ。僕もいろんな人を知っているが、ラダックで遭難しかかった知り合いは彼女くらいしかいない。
そんな苛酷な状況でも生き残ったんだから、この就職氷河期なんて、どうってことないと思う。

