午後、渋谷で開催されたチベット・ピースマーチに顔を出す。直前まであいにくの雨模様だったが、デモが始まる頃にはぴたっと止んだ。不思議なことに、こうしたチベット絡みのイベントの時は、たいてい雨の方が避けていってくれる。
今日集まったのは、主催者発表で300人ほど。宮下公園を出発し、渋谷駅前から宮益坂を上り、青山通りを経て、表参道を闊歩。結構な長丁場で、再び宮下公園に戻ってくるまでに二時間近くかかった。人目につくという意味では、今までになくうまくいったピースマーチだったと思う。
‥‥が、ここであえて苦言を呈しておきたい。
今年のピースマーチは、3月7日の六本木、3月14日の渋谷、と異なる主催団体によって実施された。7日の方は法王事務所(チベットハウス)の公認で、14日の方はそうでなかったらしい。分裂して開催されることになった原因は、主催団体やチベットハウスとの間での意見の相違やコミュニケーション不足によるものだという。
彼らの間の溝がどれくらい深いものだったかは知る由もないが、僕のような外部の人間からすれば、「この大事な時に何やってんだよ!」とげんなりしたくもなる。理由はどうあれ、傍目には「チベットの人々を助ける」という大義に比べると本当にくだらないいざこざを起こしているようにしか見えないからだ。一般の人は、いったいどの支援団体を信頼すればいいのかすらわからないだろう。
特定の支援団体に属さなくても、ずっと昔から地道にチベットを支援してきた人たちは、本当にたくさんいる。そういう人々がうんざりして離れてしまわないように、チベットハウスや各支援団体には、今一度自身を見つめ直してほしい。そして、どうすればより効果的な活動ができるか、より多くの支援が得られるか、しっかりと考え直してほしい。

