取材の時に使う鞄には、自分なりにいくつかこだわりがある。
・A4サイズの雑誌や書類がそのまま収納できること。ただし、必要以上に大きくないこと。
・両手を自由にしてメモや撮影ができるショルダーバッグスタイルであること。
・iPhoneなどのデジタルガジェットをあまり気を使わずに収納できるポケットがあること。
・カジュアルすぎることなく、でもきちんとデザインされたものであること。
こういった条件を満たしてくれる鞄は、ありそうで実はなかなかない。無駄に大きすぎたり、ポケットの配置が使いにくかったり、デザインがイマイチだったり‥‥。そんな中、今までで一番自分の好みと一致したのは、Forca Shoulder Pack。EasternShapeが企画・開発し、アルティザン・アンド・アーティストが製造した、正真正銘メイド・イン・ジャパンのショルダーバッグだ。
この鞄を最初に購入したのは4年前。友人の国立商店の遠藤さんが、「これ、くやしいくらいによくできた鞄なんですよ」とおすすめしてくれたのがきっかけだった。使いはじめてみると、なるほどよくできている。大きさはまさにA4ジャストサイズで、肩にかけていてもとても軽い。パイル生地で内張りされたガジェットポケットは便利だし、革やナイロンやメッシュ素材などを適材適所に配置することで、シンプルでありながら機能的なデザインになっている。とても、ダサい鞄の代名詞である縦型ショルダーバッグの仲間とは思えない(笑)。僕はすっかり惚れ込んでしまって、仕事にプライベートにとガシガシ使いまくった。
ただ、この鞄にも弱点はあった。それは耐久性だ。底部を中心に使われていた樹脂コーティング生地は意外に破れやすく、角の部分から擦り切れてしまう。背面ポケットに使われていたメッシュ生地も、身体に当たっているうちに傷んでしまった。それでもだましだまし使っていたが、さすがに取材に使うにはいささかみすぼらしくなってきたので、次の鞄はどうしよう‥‥と悩んでいた。
と、そこへ飛び込んできたのが、このForca Shoulder Packがリニューアルされたというニュースだ。聞くと、基本的なデザインはそのままに、課題であった耐久性を向上させるための素材の見直しと細部のデザインの改良を行っているという。しばらく逡巡していたのだが、あの使い心地が忘れられず、リニューアル版のレザートップをまたしても購入してしまった。
生まれ変わったForca Shoulder Packを手にしてまず感じたのは、ぐっとよくなった生地の質感。メインで使われている高密度ナイロンや樹脂コーティング生地はハリがあって美しい。ポケットの配置もさらに使いやすくなり、かゆいところに手が届く仕上がりになっている。何より、耐久性が向上したというのがうれしい。より愛着を持って長く付き合うことができるのだから。
またしばらくは、この鞄が僕の相棒を務めてくれることになると思う。