December 2008 Archives

Drinking all night Part 2

最近、更新間隔が空き気味なのは、単に飲み会続きだから。

昨日は夕方から、秋に河口湖に遊びに行ったじてんしゃ部のみなさんと忘年会。日帰り温泉でひとっ風呂浴びたあと、きりたんぽ鍋と石狩鍋をダブルで堪能。そのままビールを飲み、日本酒を飲み、またビールを飲んでいるうちに‥‥気がつけば朝の7時(またかよ)。でも今回も二日酔いにはならなかった。再び自分の肝臓に呆れる。しばらくは酒は控えよう‥‥って、年明けもまた飲み会があるのだが。

今日が大晦日だという実感は、まったくといっていいほどない。2008年は‥‥と振り返ってみても、2007年からずっと途切れなく続いてきたという感じばかりがして、何だか妙な気分だ。去年の正月はチベット暦のロサルだったし(笑)。

この2年間、自分のベストは尽くした。でも、その努力に満足してしまって、油断したくはない。来年、どんな答えが出てくるのかはまだわからないけど、まずは、目の前のやるべきことをきちんとやっていこうと思う。

Drinking all night

昨日は、ラダックつながりの友人たちと、六本木ヒルズで開催中の「チャロー・インディア」というインド現代美術展を観に行った。展示自体もそこそこ面白かったが、同じチケットでビルの屋上に上がることができたので、そこから東京の街並をぐるりと眺めることができたのが意外と楽しかった。人間、高くて眺めのいいところに上がると、それだけでテンションが上がるものなのか。

夕方、新大久保まで移動してタイ料理店でワイワイ飲み、彼らと別れて三鷹に戻ってから、リトスタに顔を出す。今年いっぱいで、共同オーナーの一人のフカザワさんが店を離れて独立することになったので、そのご挨拶に。顔なじみのお客さんご夫婦にケロミン(これすげー)を見せていただいたりしているうちに、営業終了後にフカザワさんを囲んでの宴会がスタート。もう腹はいっぱいだったのだが、ワインをすすめられるままにスイスイ飲んでるうちに、気がつけば‥‥朝の7時。家に帰って、ぱったり倒れて寝る。合計すれば結構な量を飲んだはずだが、さっき起きてみたら別に二日酔いにもなっていなかった。自分の肝臓に少々呆れる。

フカザワさんの新しいお店は、来年の春頃くらいまでに三鷹にオープンする予定。行動を起こした人の頭上には、女神が微笑む。リトスタのデザートはこれからもフカザワさんが手がけるとのことなので、ファンの方、ご安心を。

両親

朝、実家の両親から電話がかかってきた。

彼らは年明け1月にプーケットに行くらしいのだが、その後、3月にはモロッコに行くと言いはじめた。今年もニュージーランドやら、ネパールやら、はてはラダックくんだりにまで行っているのに、それでもまだ足りないらしい。遅咲きの海外旅行熱は、いささか過熱気味だ。

両親には一応エクスキューズがあって、来年3月までは実家の近くに住む高校教師の妹が産休を取っているので、その間は孫たちの世話を妹が見てくれるから、今のうちに‥‥とのこと。にしても‥‥お金って、あるところにはあるんだなあ(苦笑)。父親なんて、ニコンD300とか買っちゃってるし。

まあ、彼らなりにリタイア後の人生を楽しんでいるなら、それでいいか。

覚悟

鋭利な刃のように冷たい風が吹いた日。マフラーぐるぐる巻きで出かけたはいいが、頭が寒くてたまらない。ニットキャップもかぶればよかった。

午後、本のデザインの打ち合わせ。悩ましいのはコストとクオリティの両立。カラーページを増やせばコストがかさんで、本の価格が高くなる。価格が上がれば売れなくなる。カラーページを減らせばコストも価格も下がるけど、本自体の魅力も減って、それはそれで売れなくなる。難しい。

でも、ここまでありったけの力を注ぎ込んできたのに、最後の最後で妥協はしたくない。最悪、初版の印税を削ってでもクオリティを維持する覚悟を決めた。やるときゃやるよ、僕は(笑)。

湯たんぽ

我が家の寝室には、エアコンがない。デロンギのオイルヒーターでも買おうかと思っていたのだが、もっと経済的な方法を模索しているうちに、湯たんぽでも使ってみようかと思いついた。

買ってみたのは、無印良品の小型の湯たんぽ。これにお湯を入れて、寝る一時間前くらいに寝床の足元のあたりに入れておく。実際に使いはじめてみると、思いのほか快適。温められるのは足先の周辺だけなのだが、寝床に潜り込んで足を伸ばした時、思わず「ほぉ〜っ」と声が出てしまう(笑)。足先が温かいだけで、これだけ違うものなのだろうか。カバーも合わせて2000円足らずの投資で、ずいぶん得をしたような気分になった。

これが、いわゆるエコというやつなのか(笑)。

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IT戦士の3Dクリスマス(笑)。ていうか、まだやってたのかこの企画‥‥。

消息

今日はクリスマスイブらしいが、特に予定があるわけでもなく、フェアーグラウンド・アトラクションのライヴ盤を聴きながら、だらだらとネット三昧。

学生時代に某誌編集部でバイトしていた頃にお世話になった先輩編集者さんたちの消息が知りたくて、ググってみたら意外とあっさり判明した。一人は映画プロデューサーとして活躍を続け、一人はお笑い芸人についての本や雑誌の仕事に携わっていた。

自ら企画し、取材し、原稿を書き、編集もする。あの頃からずっと、先輩たちは僕の目標だった。「自分が本当に心の底から書きたいと思えることを書いて、それを本にする」という思いを今まで忘れずにいられたのは、先輩たちの仕事ぶりやその素晴らしい記事を目にしていたおかげだと思う。本が完成したら、お送りしなければ。

対象を突き詰める眼

今日で最終日になるアンドリュー・ワイエスの展覧会を見に渋谷に行く。チケット売り場に行列ができるほどのものすごい人出。まあ、今日はどこもそんなものか。

ワイエスという人は、アメリカの平凡な田舎の風景や人々の暮らしをあるがままに描いた、静謐なテンペラ画の作品群で知られている。今回の展覧会では、そのテンペラ画を完成させる前に描かれたいくつもの素描や水彩の習作を併せて展示することで、彼がいかにして最終的なイメージを仕上げていったかというプロセスを紹介しているのが特徴だ。それにしても‥‥いくらテンペラがおいそれと描き直しのできない難しい技法だからといって、何もそこまでやらなくてもと呆れるほど、克明に、徹底的に、一つひとつのモチーフとディテールが膨大な量の習作によって突き詰められている。テクニックも素晴らしいが、その対象をとことん突き詰める眼こそが、ワイエスの凄さなのではないかと思った。

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で、渋谷に出たついでに、長らくの懸案だった眼鏡をようやく新調。フォーナインズのNP-31、カラーはブラック。レンズ加工でちょっと課題があったため、予定より高くついてしまった‥‥。眼鏡は見やすくてナンボだから、仕方ないか。受け取りは年明けになりそう。

そして夜は三鷹に戻り、リトスタクリスマスディナー。「メニューは地味でしょ?」とokayanは笑っていたけど、最初から最後まで、シンプルに見えて実は考えに考え抜かれたラインナップで、一品々々の満足度がものすごく高かった。気楽に箸で食べられるクリスマスディナー。こういう食事こそ「ごちそう」と言うのだろうな。ごちそうさまでした。

tabisuruchikara.jpg初めて長い一人旅に出たのは、沢木耕太郎の「深夜特急」がまだ完結していない頃のことだった。その後も僕は何かに取り憑かれたかのように幾度となく旅をくりかえすのだが、それはこの作品に少なからず影響されてのことだったというのは否定できない。沢木さんの文章の記憶を異国の地で反芻しながら、時に「ああ、そうだよな」と共感したり、時に「いや、それはちょっと違うんじゃないか」と異を唱えたりしているうちに、僕は少しずつ、自分流の旅の作法を見出していった。

旅する力―深夜特急ノート」は、沢木さんが自身の紀行文の一つの区切りとして手がけた長編エッセイだ。幼い頃の旅の記憶に始まり、旅に出る前の駆け出しのフリーライターだった頃の話、「深夜特急」本編では書かれなかったエピソードなど、沢木さんにとっての「旅」を軸にした文章がぎゅっと凝縮されている。

とりわけ僕が興味を惹かれたのは、ライターとしての沢木さんの「旅」との関わり方についての文章だった。デビュー直後の悪戦苦闘ぶりも(比べるのもおこがましいが)少なからず身につまされたし、「深夜特急」が書かれるまでのプロセスも「そうだったのか」と改めて納得させられるものがあった。旅をすればするほど、書こうとすればするほど、わからないことが増えていく。「わかっているのは、わからないことだけ」。その通りだ。そしてそれは、「旅」を書こうとした者にしか、本当には実感できない。

この本を読み終えてから、自分の中にある「深夜特急」という作品の存在の大きさを改めて痛感した。あまりにも存在が大きすぎて、自分が「旅」について何を書いたところで、沢木さんの本を越えることなどできない、模倣と言われるだけなのだ、と今まで何度思い悩んだことか。それほどまでにあの作品は、僕にとって憧れであり、越えられない壁だった。

でも、今作っている本で、僕はようやく――かれこれ15年がかりで――自分なりの「旅」のささやかな答えを見つけられたような気がしている。そしてそれもまた、「深夜特急」という巨大な存在があったおかげだと思っている。

本来のペース

12月とは思えないほど暖かい天気。リトスタでおひるを食べつつ、のんびり本を読む。思えば以前は、週末は仕事のことを(なるべく)忘れて、こうして本を読むのが習慣だった。ラダックから帰ってきてからは四六時中執筆や推敲に追われていたけど、本を読む余裕ができたことで、ようやく本来のペースに戻ったような気がする。

夜は、家で豚肉のしょうが焼きを作りながら、M-1グランプリを2年ぶりに生で観る。最終決戦に残った3組はいずれもボケとツッコミの手数がものすごく多くて、技術的にもレベルが高かったが、個人的にはナイツの漫才が一番しっくりときた。たぶんそれは、彼らの漫才が勢いのあるジェスチャーや顔芸に頼るのではなく、コツコツ地味に作り込んだネタでじわじわ笑いを取っていく類のものだったからだろう。彼らなら、10年後でも同じ漫才で生き残っていそうだ(笑)。

チャーハン

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ごはん鍋の導入以来、すっかり主食が米へとシフトした我が自炊ライフ。炊きたてのごはんはこの上なく美味なのだが、翌日に残りをレンジでチンして食べると、やはり味が落ちる。そこで、冷やごはんだからこそおいしく作れるメニュー、チャーハンの出番となる。

僕のチャーハンの作り方は、こんな感じ。

・ネギ以外の具材を先にフライパンでさっと炒め、いったん皿に移す。
・よく熱したフライパンに溶き玉子を投入し、その後すぐにほぐした冷やごはんを投入。ごはんと玉子を絡ませながら、調理ベラで切ったり押しつぶしたりするように炒める。
・ごはんと玉子に火が通ってきたら、ネギや先に炒めた具材を投入。塩、こしょうで味を整え、最後に鍋肌からしょうゆとゴマ油をちょろっと入れる。

‥‥とまあ、いたってオーソドックスな作り方なのだが、これで意外とおいしく作れてしまう。たぶんそれは、鉄フライパンの威力によるところが大きいと思う。とにかく熱の伝わりがいいので、チャーハンを作るとごはんがパラッパラに仕上がるのだ。内側がエンボス加工されているから焦げ付きにくいし、手入れも慣れれば簡単。やっぱり、道具がいいとモチベーションが上がる。

冷蔵庫の残り物をテキトーに刻んでぶち込めば作れてしまうチャーハン。極めはじめたらきりがないが、今後はいろんなチャーハンレシピを試しながら、もうちょっと手際をよくしていきたいと思う。

一年前の誕生日

そういえば、今日は誕生日だった。

一年前、僕は真冬のラダックにいた。ロサル(正月)にまつわる風習の取材で訪れていた地方の村から、ちょうどレーの街に戻ってきたばかりだった。

もみくちゃのバスで疲れ果て、冷たい風に震えながら荷物を担いでホームステイ先の家に帰ると、一家の二人の子供たちが、暖かいストーブが燃える居間で遊びながら留守番をしていた。

「タカ! これ見たことある?」

姉のイグジンが、雑誌のようなものを持ってきた。見ると、読み古されたエアデカンの機内誌だった。イグジンはそれを僕の前に広げ、弟のスタンジンと一緒に僕の左右にちょこんと坐って、ページを一枚々々めくりながら、学校で覚えたての英単語で「これはエレファント」「これはカー」と写真を指し示して遊びはじめた。途中、水着の女の子の広告が出てくると、「キャー! これは見ちゃいけないんだよー!」と大騒ぎして手で写真を隠したりしながら。

最後の方に星占いのページが出てくると、イグジンが僕に訊いた。

「タカは何月何日生まれなの?」
「僕? ‥‥あ、今日だ」
「今日?! うそだー!」
「ほんとだよ。すっかり忘れてた」
「じゃあ、あとでパパに言わなきゃ!」

そう、一年前はそんな誕生日だった。あの頃は、個人的なことで悩みを抱えていてかなり辛い時期だったのだが、子供たちの笑顔に救われた気がする。何でもない、本当にささやかな出来事だけど、たぶん、あの日のことは一生忘れないだろう。

力の差

先週取材した分の原稿も送り終わったので、今日はプレッシャーから解放されて、のんびり。長い間ご無沙汰していたCDを引っ張り出して聴いたりしながら過ごす。

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クラブワールドカップ準決勝、マンチェスター・ユナイテッド対ガンバ大阪。日テレのアナウンサーのレベルの低さに辟易としながらも我慢して観戦。5対3という予想外の点の取り合いになったが、試合を観ていれば両者の力の差は明らかだった。ボールを止める。ボールを蹴る。突き詰めれば単純きわまりない技術の圧倒的な差。それは、試合をしていたガンバの選手たち自身が一番骨身にしみて感じていただろう。

日本のサッカーは、低迷とまでは言えないが、停滞しているのは間違いない。フル代表にとって頼みの綱だったイビチャ・オシムが去年倒れたのは本当に痛手だった。海外では、特に今年のユーロの頃から、素晴らしい才能を持った若い選手たちが次々に頭角を現している。それに比べると、日本はちんまりとまとまりすぎているような気がする。次のワールドカップも、予選は何とか通るかもしれない。でも、本大会ではグループリーグを突破するのも無理だと思う。

力の差を埋めるには、思い切って新しい血を注ぎ込むことが必要だ。でも、そんなドラスティックな変化が起こるのは、あと何年先になることか‥‥。

Engadget JapaneseとGizmodo Japan

発信された情報が、あっという間に消費されて消えていくWebの世界では、「この人、文章うまいなあ」と思えるサイトに出会うことはなかなかない。そんな中でも、Engadget JapaneseのIttousaiさんが書く文章の斬れ味には、いつも感心させられる。

本家のEngadgetは、デジタルガジェットについての情報を紹介している米国の大手ニュースブログ。日本語版のサイトは当初かなりヒドイものだったが、Ittousaiさんがほぼ一人で仕切るようになってからは、文章のクオリティがグッと向上した。

彼の文章は、本家の記事の直訳ではなく、関連する情報をきちんと咀嚼した上で構成された独自のスタイルになっている。淡々と綴っていながら、斬るべきところでズバッと斬る。ユーモアやアイロニーを控えめに効かせつつ、でも愛情も忘れない。他のサイトで同じニュースが発信されていても、「これを彼はどう斬っているか」と気になって、ついついチェックしてしまう。

同じガジェット系ブログの大手であるGizmodo Japanと比べてみれば、Ittousaiさんの文章の斬れ味がよくわかる。Gizmodo Japanではより多くのスタッフを投入し、同じく本家Gizmodoの記事にアレンジを加えながら発信しているが、どの記事も必要以上に面白おかしくウケを狙った文体になっていて、少なくとも僕の個人的な印象では、それがことごとく上滑ってしまっている印象が拭えない。

Gizmodo Japanのように最初から最後までユニークな表現や言い回しを並べて読者を面白がらせようとするのは、実はとても難しい。それよりもEngadget Japaneseのように、抑制の効いた文体の中にここぞというところでピリッとスパイスを投入する方が、はるかにまとめやすく、完成度も高くなる。そうするにはもちろん、書き手の中にそのテーマに対する情報の蓄積や確固とした主張がなければならないのだが。

そういえば、Engadget Japaneseはちょっと前に新しい執筆者を募集していた。今の面白さをスポイルしないような、有望なスタッフが加わってくれることを祈る。

本が読みたい

午後、出版社とデザイナーさんの事務所を回って、ラダックの本に使う写真のデータなどを預ける。とりあえず、僕が今できることは全部やった。この後は、編集者さんとデザイナーさんにがんばってもらうしかない。よろしくお願いします。m(_ _)m

途中、ひさびさに六本木の青山ブックセンターに立ち寄る。近所の本屋には置いてない本がたくさんあって、目移りしてしまう。時間がなくて結局何も買わなかったけど、自分の中に鬱積している読書欲を改めて自覚した。

というのも、今年の春以降、僕は本というものをほとんど読んでいないのだ。春先にラダックの本の版元が決まって、年内に原稿を書き上げなければならなくなってから、ほかの人が書いた本はしばらく読まないと心に決めた。変にほかの人の文体や言い回しの影響を受けるのが嫌だったし、とにかく、自分の文章を書くことに没頭したかったからだ。自分の人生の中で、これだけ読書から遠ざかっていた時期はちょっと記憶にない。

今はもう原稿も一段落したし、読みたい本がたくさんある。ポール・オースターの「幻影の書」、柴田元幸訳の「ナイン・ストーリーズ」全編が収録された「モンキービジネス vol.3 サリンジャー号」、沢木耕太郎の「旅する力―深夜特急ノート」‥‥。

今度の年末年始は、ひたすら本を読み耽りたい。

友人来訪

午前中、友人のKenzoさんが自転車で遠乗りに行く途中にうちに遊びにきてくれた。彼と共同でネットで購入したSmartBaseを、岡山産の次郎柿とともにわざわざ持ってきてくれたのだ。

彼の愛車、純白のカザーティにしばし見惚れる。銀ロウで溶接されたフレームは艶かしいほどの美しさ。いいなあ。おかげですっかりロードレーサー購入欲が再燃してしまった。でも、そんな資金は当分用意できそうにない‥‥その前にMac環境を何とかしなきゃならないし‥‥。

居間でコーヒーを飲みつつ、しばし談笑。彼と僕とは同じ岡山県出身の同い年で、岡山では共通の友人がいたほどだったのだが、実際に知り合ったのは東京に来てからで、しかも僕が彼に取材をしたのがきっかけだった。偶然というのは面白い。この年になって、何の気兼ねもなくいろんな話ができる友人がいてくれるというのは、つくづくありがたいことだなあと思う。

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そして今日、ようやく歯医者通いが終了。長かった‥‥。

パワージェットサイクロン

powerjetcyclone.jpg今の部屋に引っ越してから、新しく掃除機を買った。

僕が掃除機に求めている条件は、ただ二つ。吸引力が強くて、できるだけ安いこと。そんな掃除機を探していたら、アマゾンでツインバードのパワージェットサイクロン150という製品を発見。値段はなんと3582円(!)で、40件以上もあるレビューを読んでみると、吸引力も相当強いらしい。この値段ならハズレでもショックは少ないだろうと、思い切ってポチッとしてみた。

実際に使ってみると、評判通り、吸引力はものすごい。面白いくらいホコリがガンガン吸い込める。使っている時はギュイーンとかなりうるさい音がするのだが、夜中に使うわけでもないので関係ない。スイッチといえば電源のオン・オフだけで、パワー調整すらできない潔さ。そう、掃除機に余計な機能なんていらないのだ。ゴミが吸えりゃいいんだ、吸えりゃ。

世の中、たまにアホみたいな値段で掘り出し物に出会うことがある。

編集という仕事

昼、ランチを食べにリトスタへ。

チキンカレーを自ら運んできてくれたミヤザキ店長が、僕の顔を見るなり、「あれ? やせました?」と言う。最近は自炊した米を一日二合は食っているのだが、ここ数日ドツボにはまっている写真のセレクト作業のせいで、そんなやつれた雰囲気が出てしまっているらしい。

写真選びは本当に難しい。最優先すべきものを一度は選んでみたのだが、何か納得できなくて、結局最初からやり直している。最終的には、編集者さんやデザイナーさんと三者会談しながらすべての写真の並び順を決めていかなければならないが、ページ数や刷り色、本文とのマッチング、コスト面など、いろんな制約がある中で、理想のイメージに近づけていくのがどれだけ大変なことか、今になって骨身にしみて感じている。

かつて編集者の立場で、ほかの人の文章や写真を扱っていた時は、正直これほどまでには悩まなかった。編集という仕事は、本当に難しい。

讃岐うどんとよくに

昼過ぎに祐天寺、その後神谷町で取材。今月の取材はたぶんこれで終わり。帰りがけ、ひさしぶりに讃岐うどんとよくにに行く。

この店は、三鷹駅北口から徒歩5分くらいのところにある。以前住んでいたマンションの近所だったので、その頃は週に一度は通っていた。細い路地に面したその店の雰囲気は、正直あまりパッとしないのだが、肝心のうどんは抜群にうまい。自家製麺のうどんは太くてコシがあり、普通に食べればがっしりとした噛みごたえが、釜揚げで食べればもっちもちの食感が味わえる。この力強さに慣れてしまうと、ほかの店のうどんは物足りなくなってしまう。このご時世に、大盛り無料を守り続けているのもエライ。

今日はちょっと奮発して、具材満載の彩りうどん大盛りを注文。古びたマンガの単行本をぱらぱら見ながら、ずずずー、とうどんをすする。やけに落ち着くなあと思ったら、ほかに誰も客がいなかった(汗)。

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あのボタン。どのボタンかと思ったら、あのボタンか。うどんの本場、香川県からの商品ということで。

写真を選ぶ

気がつけば、今日は一歩も外に出ていない。明日の取材の下調べを終えた後、ラダックの本に載せる写真のセレクトを続ける。

普通の本に比べればかなりカラーページが多いとはいえ、今度の本には、僕が見せたい枚数の4分の1くらいしか載せられない。あれも使いたい、これも使いたい、そんな気持を抑えつつ作業を始めたものの‥‥だめだ。選べない。どの写真にも、その時その時の記憶が、思いが詰まっている。これは大変な作業になりそうだ。

でも考えてみれば、プロのフォトグラファーは、僕なんかよりはるかに膨大な蓄積の中から、ほんの一握りの写真を選んで作品として発表しているのだ。その蓄積が大きければ大きいほど、そこから選ばれた写真たちには、伝えたいことのエッセンスが凝縮されているのだと思う。

ここは一つ、心を鬼にしないと。

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ニコンD700のバースデーケーキ。型番まで指定されているとは。レンズはパンケーキのようだ(笑)。

まな板の上のコイ

午後、ラダックの本のデザイン打ち合わせのため、赤坂にある出版社へ。

これまでの僕は、もっぱら雑誌の編集者として、ほかの人の原稿や写真を整理する側だった。でも今回の本に関しては、自分が書いた文章や撮った写真に対して、編集者さんやデザイナーさんがああしよう、こうしようと目の前で知恵を絞ってくれている。何だか立場が逆転してしまったようで、妙な気分だ。

とはいうものの、僕としては、原稿は一応書き上げてしまったし、写真はラダックで撮り終えているわけで、何というか‥‥いじられるがままという感じ?(笑)「まな板の上のコイ」とは、こういう心境なのかと思った。でも、本という代物は、こうして自分以外の人の力を借りることによって、よりよくなっていくものなのだと思う。

まだこれから、掲載する写真の最終的なセレクト作業がある。あと一息。

「Bicycle」公開

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作ろう作ろうと思ってズルズル先送りにしていた「Bicycle」のページがようやく完成。何のことはない、単なるブロンプトン自慢のページなのだが(笑)。

どうしてこんなページを作ったかというと、僕が使っているサーバにアクセスしている人の中で、かなり多くの人が「ブロンプトン」「改造」といったキーワードを検索して辿り着いているからだ。ならば、現時点での僕のブロンプトンの最新仕様を改修ポイントの解説とともに紹介しておけば、そういう人たちの参考になるのではと思った次第。

写真の撮影は、仕事前にチャチャッとやってしまおうと思っていたが、仕事机を脇にどけて撮影スペースを作ったりしているうちに、思いのほか時間がかかってしまった。各写真はLightBoxでグループ指定しているので、画像の左右をクリックすると進んだり戻ったりできる。

将来、何か別の自転車を買い足したら、その紹介ページも追加するかもしれない。いつになることやらわからないが‥‥。いつかはケルビム‥‥。

残る「Portfolio」のページは、年末年始にでも作る予定。気長にお待ちを。

活版印刷の名刺

引越で住所が変わったりしたので、少し前に新しい名刺を作った。

印刷をお願いしたのは、銀座の中村活字さん。最近ではめっきり少なくなった活版印刷を続けている会社だ。活版で印刷した文字には、独特の風合いと品のよさがあって、とても美しい。今回は、片面を正楷書体と明朝体の和文、片面をフーツラの英文にしたスミ一色の両面印刷を依頼。紙は、活版との相性がいいハーフエアーという厚みの割にふわっと軽い質感の紙を選んだ。値段はオフセット印刷に比べると決して安くはないのだが、ほぼ自分のイメージ通りの名刺ができたので、個人的にはかなり満足していた。

で、先週、ひさしぶりにデザイン系雑誌からの依頼で、何人かのデザイナーの方にインタビューをすることになったのだが、この活版印刷の名刺が思いがけない効果を発揮した。

最初に名刺交換をすると、相手の方はまず、手に持った感触で紙の質感を確かめ、それから字面を指でなでて、活版印刷独特の凹みに気づく。

「おっ、これは活版ですね?」「わかりますか? 実は‥‥」

という感じで、まさに「つかみはOK」という絶好のツールとなったのだ。

考えてみると、企業という後ろ盾のないフリーライターにとって、名刺は相手に自分を印象づける上でとても重要なツールだ。むやみに金をかければいいというものでもないが、安い値段でおざなりなものを作れば、その人はそれだけでかなり損をしてしまっていると思う(そういう意味では、以前の自分もだいぶ損をしていた)。自己主張しすぎることなく、きちんと丁寧に作られた名刺を渡せば、相手の信頼感も増す。その上で名刺そのものが話のきっかけになったりすれば、これ以上の効果はない。

同業者の方々、活版印刷の名刺、おすすめです。

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"Softwear" by Microsoft。自虐ネタに走れば売れるかもしれない。

顔認識技術をアピールしたニコンS60の広告。日本でもやればウケると思うが、無理かな。

BALMUDA design "Highwire"

hw900.jpg一日中机に向かってモニタや書類とにらめっこしなければならないという仕事柄、デスクライトには人一倍こだわってきた‥‥と言いたいところだが、つい最近まで使っていたのは、大学生の時に同級生から譲ってもらった、ごくごく普通の蛍光灯スタンド。何度か買い替えようと思ったが、結局20年近く使い続けてしまったのだ。でも、さすがに本体にガタがきて、異音がしたりチラついたりしはじめたので、引越を機にデスクライトも世代交代させることにした。

当初はバイオライトが有力候補だったが、イマイチ納得できないでいる時に行き着いたのが、バルミューダデザインのHighwire。このへんちくりんな形のデスクライトの最大の特徴は、電球や蛍光灯ではなく、4基のPowerLEDを光源にしていること。その光は有害な紫外線や熱の原因となる赤外線を含んでおらず、ちらつくこともない真っ白な明かりを提供してくれる。PowerLEDは非常に長寿命なので、基本的に交換する必要もない。初期費用にさえ目をつぶれば、まさにいいことずくめの光源だ。

Highwireのもう一つの特徴は、コンピュータディスプレイを使用する環境で使うことに最適化されている点。ディスプレイの真上から手元を照らし、輻射光でディスプレイとその周囲を明るくするという考え方だ。実際に使ってみると、なるほど、ディスプレイの周囲をぽっかりと明るく照らしてくれて、とても見やすい。ノートブックコンピュータ向けの一番小さいモデルの場合、机の上の直径1メートルくらいの範囲を照射してくれる。左右にわしゃっと資料を広げたりするとちょっと狭く感じられることもあるが、普通にMacを使っている分には何の問題もない。ただ、ヘッド部は軸に合わせて回転するが、支持パイプが動くわけではないので、可動アーム式のデスクライトほどの自由度はないのは弱点か。

ヘッド部とベース部はバルミューダデザインお得意のアルミニウムからの削り出し。このHighwireも含めて同社の製品は、多かれ少なかれアップルの製品デザインにインスパイアされているものが非常に多い。いちMacユーザーとしても、両者の質感のマッチングには満足している。さて、今度のデスクライトは、何年使い続けられるだろうか‥‥?

弘栄堂書店

昼過ぎに武蔵小山、その後に鵜の木で取材。一年半以上のブランクはあったが、思っていたほど勘も鈍っていなくて、まずまずうまくこなせた。まあ、取材相手の人柄に恵まれたというのもあるが。

帰りにちょっと用事があって吉祥寺に寄ったら、駅ビルのロンロンにあった弘栄堂書店が閉店していたので驚いた。弘栄堂書店といえば、かつては「Hanako」の吉祥寺特集を日本一たくさん売る店(仕入れはなんと2万冊だったとか‥‥)として知られていた老舗の書店だ。駅の改札を出て目の前という好立地もあって、いつも立ち読み客でごったがえしていて、少なくとも、人口密度とせわしなさという点では間違いなく日本一の店だった。あれだけの数のお客さんが来ているのに立ち行かなくなるのなら、もうほかの書店はどうしようもないというか‥‥。

跡地には、在庫も含めて居抜きでブックファーストが入るのだという。移り変わりの激しい吉祥寺のことだから、前はどんな店だったのかなんて、みんなあっという間に忘れてしまうのかもしれないが。

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バルミューダデザインの新ブランドuniteの最初の製品「SmartBase」。iPhone用のラバー製スタンドなのだが、薄手のケースをつけたままでも使えるところがいい。純正のドックよりも便利かもしれない。

これからの忘年会の季節、参加者のスケジュール調整に便利なのが「調整くん」。何のひねりもないネーミングだが、意外と便利。僕も友人との飲み会日程調整に時々使っている。

三月珈琲工房

二週間前に発注したパーツが届いたという知らせを受け、ブロンプトンに乗って和田サイクル(仮店舗)へ行く。和田さんやお客さんとマニアックなおしゃべりをしながらパーツを取り付けてもらう。帰り道、コーヒー豆を仕入れるために三月珈琲工房へ。

三月珈琲工房は、三鷹のまほろば珈琲店で修業していた甲斐一江さんが、二年前に独立してオープンした店だ。甲斐さんは「おいしい珈琲をごいっしょに」という本を書くほどコーヒーに対して造詣が深い人だが、吉祥寺駅から徒歩20分の住宅街に店を構えるのは、かなりの冒険だったに違いない。でも今は、ご近所さんを中心にしっかりとお客さんが来てくれるようになった。きちんとおいしいコーヒー豆を焙煎し続けている甲斐さんの努力あってのことだと思う。

「豆を焙煎していると、自分の中では、もっとああしたい、こうしたい、と求め続けているものはあるのよ。でもお客さんにとっては、もしかしたらそんな違いはあまり関係なくて、毎日ちゃんとおいしいコーヒーが飲めることが大事なのかなと思うこともあるし。あたし、神経質すぎるのかしらねえ?」

そういう逡巡は、ものづくりに携わる人には多かれ少なかれあるのではないかと思う。求められることを無視するのもよくないし、求めることをあきらめるのもよくない。難しいけど、どちらもコツコツ積み重ねていくしかないのかもしれない。そうすれば、両者が重なってくる時もあるのではないだろうか。

甲斐さんが焙煎した豆で淹れたコーヒーは、すっきりとしていてとてもおいしい。

Forca Shoulder Pack

forca.jpg取材の時に使う鞄には、自分なりにいくつかこだわりがある。

・A4サイズの雑誌や書類がそのまま収納できること。ただし、必要以上に大きくないこと。
・両手を自由にしてメモや撮影ができるショルダーバッグスタイルであること。
・iPhoneなどのデジタルガジェットをあまり気を使わずに収納できるポケットがあること。
・カジュアルすぎることなく、でもきちんとデザインされたものであること。

こういった条件を満たしてくれる鞄は、ありそうで実はなかなかない。無駄に大きすぎたり、ポケットの配置が使いにくかったり、デザインがイマイチだったり‥‥。そんな中、今までで一番自分の好みと一致したのは、Forca Shoulder PackEasternShapeが企画・開発し、アルティザン・アンド・アーティストが製造した、正真正銘メイド・イン・ジャパンのショルダーバッグだ。

この鞄を最初に購入したのは4年前。友人の国立商店の遠藤さんが、「これ、くやしいくらいによくできた鞄なんですよ」とおすすめしてくれたのがきっかけだった。使いはじめてみると、なるほどよくできている。大きさはまさにA4ジャストサイズで、肩にかけていてもとても軽い。パイル生地で内張りされたガジェットポケットは便利だし、革やナイロンやメッシュ素材などを適材適所に配置することで、シンプルでありながら機能的なデザインになっている。とても、ダサい鞄の代名詞である縦型ショルダーバッグの仲間とは思えない(笑)。僕はすっかり惚れ込んでしまって、仕事にプライベートにとガシガシ使いまくった。

ただ、この鞄にも弱点はあった。それは耐久性だ。底部を中心に使われていた樹脂コーティング生地は意外に破れやすく、角の部分から擦り切れてしまう。背面ポケットに使われていたメッシュ生地も、身体に当たっているうちに傷んでしまった。それでもだましだまし使っていたが、さすがに取材に使うにはいささかみすぼらしくなってきたので、次の鞄はどうしよう‥‥と悩んでいた。

と、そこへ飛び込んできたのが、このForca Shoulder Packがリニューアルされたというニュースだ。聞くと、基本的なデザインはそのままに、課題であった耐久性を向上させるための素材の見直しと細部のデザインの改良を行っているという。しばらく逡巡していたのだが、あの使い心地が忘れられず、リニューアル版のレザートップをまたしても購入してしまった。

生まれ変わったForca Shoulder Packを手にしてまず感じたのは、ぐっとよくなった生地の質感。メインで使われている高密度ナイロンや樹脂コーティング生地はハリがあって美しい。ポケットの配置もさらに使いやすくなり、かゆいところに手が届く仕上がりになっている。何より、耐久性が向上したというのがうれしい。より愛着を持って長く付き合うことができるのだから。

またしばらくは、この鞄が僕の相棒を務めてくれることになると思う。

手間をかける

自炊を始めて以来、コンビニ訪問回数が激減し、スーパー訪問回数が激増した。

スーパーで買い物をするようになって改めて気づくのは、便利食材や便利調味料の多種多様さ。ほんとにもう、よくぞそこまで思いつくなあと感心するくらい、ありとあらゆるニーズに対応したラインナップが揃っている。材料を切って鍋に放り込んで便利調味料を投入すれば、たいていの料理はできあがってしまう。一口大にちぎったレタスが袋詰めで売られていたのを見た時は、さすがにあきれてしまったが‥‥。それくらい自分でちぎれよと(笑)。

日本人は忙しい。忙しいから、手間を省ける食材や調味料は売れる。機能満載の調理家電もそうだ。日本の会社の技術力はすごいから、それでもそれなりにおいしいものはできあがる。

でも、やっぱり手間をかけた方がおいしいものができあがるのは、これはもう、動かしがたい事実だ。手間をかけることは大変だけど、かければかけるほどおいしくなる。僕のような料理の門外漢にもそれはわかる。ごはん鍋で炊いたごはんは、電気炊飯器で炊いたものとは比べ物にならないくらいおいしい。どんなによくできたコーヒーメーカーも、ミルで挽いた豆をネルやコーノ式でドリップしたコーヒーには到底かなわない。

手間をかけることの大切さ。それは料理に限らず、物書きでも編集でも、どんな仕事にも言えることだ。そして、手間をかけることの面白さと、手間をかけたことで喜んでくれる人の笑顔に気づいたら、きっとその仕事をやめられなくなってしまうのだ。

回廊

もう12月か。日本に帰ってきて3カ月、今の部屋に引っ越してきて2カ月経った。

僕が今住んでいるマンションは、三鷹駅北口から徒歩15分くらいのところにある。今の東京ではちょっと珍しい、一風変わった物件だ。まず、オートロックの入口から中に入ると‥‥砂利を敷き詰めた中庭がある。3階建ての建物はロの字型をしていて、各部屋の入口はすべて中庭に面しているのだ。「Corridor(回廊)」というマンション名は、この建物の構造から来ているらしい。

部屋のしつらえは、天井は高いし、窓は大きいし、押し入れは広いし、下駄箱は無駄に広いしで(笑)、とにかくいろんなものの造りが、質実剛健でがっしりしている。最近よくありがちな大手建材メーカーのパーツはほとんど使われていない。何というか‥‥日本離れした、ものすごくゆったりした雰囲気の部屋なのだ。

聞いた話によると、このマンションのオーナーはさるオペラ歌手/合唱指揮者の方だそうで、一風変わった造りにはオーナーの嗜好が反映されているらしい。確かに、地価の高いこの東京で、マンションのど真ん中を中庭にしてしまうなんて発想は、普通の感性ではちょっと思いつかない。でも、この一見無駄に思えるスペースがどーんとあるからこそ、どこかのびのびとした気分で暮らせているような気がする。何から何まで、きっちり合理的に作ればいいってもんじゃないんだなと思う。

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友人夫婦が、体重増加も省みずに(笑)四国食い倒れ旅を敢行中。讃岐うどんに骨付き鶏に牡蠣焼き‥‥うらやましいかぎり。

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  • Author : yama_taka
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